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5.5 看板編: 勝手に言葉を作らないでください (近鉄けいはんな線 生駒駅)

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近鉄けいはんな線 生駒駅で見かけたホーム上のステッカー (2012年秋)

A weird translation seen at Ikoma station, Nara, Japan (Fall 2012)

 

1号車 乗車位置

Car number 1 Entrainment position

 

 

 

 

この事例の場合は enter + train で造語されている印象を受けます。
entrainment???????
 
これも見て笑ってしまったので思わず写真を撮りました。
 
和英で検索してみると「飛沫同伴, 同調」みたいなことが書かれています。
わけがわかりません。
 
によると, entrainment には学術的な記事が並んでいます。
 
一部抜粋すると
Air entrainment: コンクリート内部に意図的に気泡を作ること
 
ほか, それぞれの分野において Entrainment は・・・
Biomusicology (生体音楽学?): 外部のリズムと生体が同調すること
Engineering (工学): ある物質を別の物質で閉じ込めること
Meteorology (気象学): とある気象現象
 
確かに一部辞書ではentrain = 列車に乗せる との記載がありますが, それはイギリス英語のなかごくごく一部の用法のようです。一般的ならもっと検索にひっかかってよいはず。
万人にわかる表現を使うべきところ, ピンとこない言葉を使っている例です。
 
専門用語をオンパレードさせて, 「かっこいいでしょ?」とか思っている人もいるかもしれませんが, プレゼンテーションの大原則は「他人にわからない言葉は使わない, 使う場合は定義する」
 
表示や看板の場合に多いですが, 今回は1行しか許されていませんので, 不明確な言葉を使って定義している場合ではありません。
 
 
★改善例
この場合, 万人にわかる言葉で書くと boarding です。
 
Car 1 boarding point
 
シンプルにする。Make it simple. これすごく大事です。
1号車という情報を捨てて, さらにシンプルにしてもよいならば,
 
Board here.
 
よくわからない言葉をこどもに教えないでください。
ネイティブチェックかけて!!
 
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