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5.9 看板編: どういうときに複数形になる?(京都市内の看板より)

京都市内で見かけた表示をつかって, 今回は「複数形」について議論したいと思います。

 
堀川。かつては自然に水が流れる川だったのかもしれませんが, 最近は琵琶湖疏水とくっついているように(地図上では)みえます。この小さい川に沿って, 遊歩道が整備されました。
 
その遊歩道ですが, 自然の色合いを残した材料が使われるなど景観に気を配って居る様子が明らかです。横は大通りですが緑の並木が生い茂っていて, 昼下がりに心地よい風とともに犬の散歩に出かけようか・・・などと思わせる風景。(但し夏以外に限る)
 
 
そんな堀川の遊歩道ですが, 入口に次のような表示があります。
 
自転車 バイク 乗り入れ禁止
NO Bicycle,Motorbike.Allowed
 

f:id:dutcheez:20150707123459j:plain

 
 
ここで言いたいことはふたつ。
 
 
すごい詰め詰めに書いたな!すごいなww
 
というのがひとつ。半角スペース空けてください。
よろしくお願いします。
 
 
もうひとつ, そしてメインテーマは「複数形」
 

 

 
 
日本語には半角スペースをどこに開けるかというルールもなければ, 複数形もありません。したがって何を複数にしたらいいのかとっさに判断しにくいのが実情。
 
 
ここで正しく書くとしたら次のような表現になります。
NO Bikes and Motorcycles Allowed
 
複数形ってなんでしたっけ。
 
This is a pen. 
 
ペンが2本あればどうなるかな
 
These are pens.
 
みたいな流れで教科書に颯爽と現れる複数形。
単体なのか, 集合体なのかを区別する必要性があったのが始まりです。
 
僕は言語学を専攻したわけではないので不確かなことはあまり書きたくありませんが,
某有名予備校のカリスマ講師がこんなことを言っていました。
 
英語は狩猟系民族の言語、ポイントゲッターは誰かを明確にする
日本語は農耕系民族の言語、調和を重んじる
 
 
This is mine. 3音節で書けるものは日本語では不自然にも
これは私のものです。
と長くなる。口語調では「これぼくのん」と短くなっても5音節
 
 
 
逆に日本語で簡単に書ける「よろしくお願いします」を
英語に直すと超絶書きにくい。
 
(ぼくのことわかってくれた? ということで頼みますね)がこの短い一節の中に入っているので, Thanks とはまた異なります。短い言葉で以心伝心てきな言語が日本語。
 
話が逸れました。複数形の由来のひとつとして, ぼくは「狩猟系言語」というところが影響しているのでは?と考えていて,
動物は単体でいるのか, 複数いるのかを瞬時に判断しなければ今日のメシにありつけない可能性あり!というように感じ取れます。
 
 
・・・ということで複数か単数かを区別できる感覚を身につけなければいけません。
 
 
上の写真の場合はチャリやバイクをひとつずつ禁じているわけではありません。
チャリ・バイクを「集合体として」禁じています。だからこそ複数になります。
 
 
事例をもうひとつ。
 
「集合体」とはなんぞや?ということを端的に表すとこんな感じ。
アメリカのとあるスーパーマーケットの通路の写真です。
※ネットからの拾い物です

f:id:dutcheez:20150707175801j:plain

 
通路の上の表示は日本語であれば名詞が並びますが, 英語では複数形が並びます。
トイレットペーパーは1巻・1袋を売るのではなく,
集合体としてトイレットペーパー「たち」を売っているからです。
 
 
感覚に刷り込まれるまでは, 「これは集合体かどうか?」を考える訓練をすると複数形 もとい自然な英語に慣れていきます。
 
 
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