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dutcheez’s diary

通勤電車で英語の勉強をしよう!

6.4.4 電子機器使用と禁止表現について (航空各社のSafety Videoから)

飛行機の離陸前に流れる安全ビデオから, 各社の表現の違いを学ぶシリーズです。今回は電子機器使用について。
 
 
航空機内の電子機器使用の規則については, 割と厳しく規定されている印象があります。「法律で規制されているから」「計器に異常をきたせば飛行機の操縦に大きな影響を与えてしまう恐れがあるから」というのが大方の理由のようです。「ある」を証明するのは事例をひとつでも挙げればよいですが,「ない」を証明することは大変難しい。
 
NOTを使った禁止の表現についてはすでに下記記事で扱いました。

 

 

 
「禁止」を表す場合には, NOTを書き下すべきで省略語はできるだけ使わないほうがよさそうです。
全日空が表現した次の文章において, can’t ではなく cannot と表現されているのはそのためだと思われます。
 
(2) Electronic devices that emit radio waves cannot be used on board.
Switch them to airplane mode or turn them off. 
 
 
 
ちなみに日本航空はこう表現しています (2014年9月版)。機内モードについての言及はありません。ドアが閉まっている間は電源を切る というルールから 機内モードに変更すればOKというルールに切り替わりましたので比較しずらいところもありますが
 
Please switch off cell phones and other devices which emit electronic signals. 
(喫煙・携帯通話の絵を見せて) These behaviors are prohibited by law.
 
 
Unitedの表現はとても具体的です。
*は「電源を切って収納してね」
**は「機内モードに変更してね」
 
For taxi, takeoff, and landing, large electronic devices must be turned off and stowed. For international destinations, your flight attendants will advise you if it’s necessary to turn off and stow your device. Make sure you switched all smartphones, tablets, and e-readers to airplane mode.
 
 
 
 
 
それでは全日空のこの表現は伝えたいことを伝えているでしょうか?
 
「電波を発信する状態の電子機器は使用できない」
(2) Electronic devices that emit radio waves cannot be used on board.
 
 
 
この英語を訳すと
 
「電波を発することのできる電子機器はご搭乗中に使用できません」
 
となるため, 厳密には英語と日本語に違いがあると思われます。... というのも
 
Electronic devices that emit radio waves が「電波を発しない状態にある電子機器」とは異なるためです。
 
下記のようにすれば(へたくそでも)意味は伝わるでしょう。
 
Electronic devices must be used in a state that would not emit radio waves
 
 
本当にお客にしてもらいたい動作は “Turn electronic devices to airplane mode” なので, そちらを率直に伝えればよいでしょう。Switch them to airplane mode or turn them off.
という一文が入っているのはそのためです。
 
次はWhen と If の使い分けについて復習しましょう。
 
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