ステンレスがまぶしい車体たち。これにも理由が・・・
そして車内のゆずりあいは素敵でした！！
ステンレス色むき出しの車両たち。たしかにコストはかかってなさそう
@LIRR の車庫 (LIRR: 郊外電車 Long Island Railroad, 地下鉄とはべつもの)
わりと無機質。外もステンレスむき出しなら, なかもむき出し。イスは硬いプラスチック。
落書きに悩まされた町
ステンレスを採用している理由：
「スプレーされた落書きを消しやすい」
その他にも「難燃性」「耐久性」「耐衝撃性」とかがあるのでしょう・・・
古い車両だと壁が「ひっかき落書き」だらけ (scratchitti, scratch + graffiti の造語)
優先席はたったの2席。他の席と色は同じなので区別はつきにくい。
優先座席とゆずりあい
うえの部分をよくみますと, ひっかき落書きと一緒に 目立たない字でこう書いてあります。
優先座席
体の不自由なかたのための
東京ではよく言っていましたが, 優先座席の対象は「お年寄り, 体の不自由なお客様, 妊娠中や乳幼児をお連れのお客様」でした。ニューヨークではそんな放送が必要ありません。優先座席もたった2席で十分です。
なぜでしょう?
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みんな快く席を譲るから,
そもそも優先席なんて必要なかった！
気持ちの良い, 通勤電車のなかのゆずりあい
ほんと, 乗ってて気持ちがいいです。譲ってもらった人にも「ためらい」なんてものはありません。
Here you can sit down. 「どうぞー」
Oh thanks. 「おっ, ありがとう」
No problem. 「どうぞどうぞー」
とても軽い会話です。気持ちの良いような, 潔いような。
列車を降りるときも軽くひとこと。
Thanks so much, appreciate it.
「さっきはありがとね, たすかったよ」
譲り合いゲームみたいなものです・・・。
ちょっと座らせてんか
わりと混んでる通勤時間帯、中にはすごい方もいました。
お年寄りというにはまだ若い おばちゃん風の人。
Can I sit down? I don't feel very well.
「座っていい? ちょっとしんどいねん」
いきなりどかされたは今風の女の子。日本だと渋谷か原宿にいそうな感じの。
文句もいわず, 「あっ どうぞどうぞ」
座ったおばちゃんは いきなりぐったりと睡眠の体勢。
混んでる時間帯なので電車ものろのろ渋滞。1駅が異様に長い。そして1駅だけ座って降りていきました。
おばちゃん
-Thank you. I've never done something like this for 39 years.
「ありがとね, こんなして座ったの39年間で初めてだわ」
今風の女の子
-That's all right. Do you feel okay now?
「いいよ, もうよくなった?」
思わずニヤけてしまった 笑 ほんまかいな。なんのネタやねん。お互いしんどそうな一般人どうしがものすごく軽い会話をしている・・。
大阪人でも思いつかないであろうネタに感動しました。笑
ニューヨーカーは 上記のようなジョークをよくとばしたりするほか, 歩行者信号を無視することが当然なので, わりと気質は大阪人に似ているのかもしれません。信号無視ができて, いっちょまえのニューヨーカーって感じでしょうか・・・ （だからこそレンタカーもニューヨーク州で借りると高いのかもしれません）
ちょ、おま、、いま座ったばっかしやん
席のゆずりあいエピソードでもうひとつ
Lexington Av Line (4, 5, 6番電車) は全米一混んでるとされる路線なのですが,夕方のラッシュにも重なり, 確かに混んでいました。
Grand Central 駅（東京駅みたいなもん）につくやいなや, ホームに立つ人の数をみて
Goddamn!!! なんやこれ！
と思わずこぼしてしまう乗客がいるくらい混んでいる。僕も東京に行ったときにはこうひとりごちることもあります。
駅について 目の前の席が空いたので, ラッキーと思って座ったラテン系アメリカ人。
戸が開く
.... 人がどさっと降りる
..... 同数以上の人が乗ってくる
そのラテン系アメリカ人がさっそく女性に席を譲る ←
おま いま座ったばっかりやんwwww やさしいというのか なんというか.... 車内はけっこう譲り合いゲームが繰り広げられていました。
うまい写真がとれなかったので, 下の絵はネットからの拾い物ですが, 車内にはこんなポスターが。
意味がない やさしさはない
他の人からはきっと感謝されます
「ありがとう」って言葉はかけてくれないかもしれないけど
きっとわかってくれる そしてありがたいと思ってくれる
他の人に乗っててよかったって思ってもらえるような人になりましょう
マナーをまもって快適乗車
全員が素晴らしいマナーを守っているわけではないのでこういうポスターが貼られるんだけど, 僕が数日間乗り回したマンハッタン内の区間では, マナーのなってない人たちはいませんでした。とても洗練された雰囲気をかもし出す, 素敵な空間でした。
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